葦筒(読み)あしづつ

精選版 日本国語大辞典 「葦筒」の意味・読み・例文・類語

あし‐づつ【葦筒】

  1. 〘 名詞 〙 葦の茎。一説に、葦の茎の中にある薄い紙のような皮。一重であるもの、薄いもののたとえに用いられる。
    1. [初出の実例]「なにはがたかりつむあしのあしづつのひとへも君を我やへだつる〈藤原兼輔〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋二・六二五)
    2. 「あしつつのうす雪氷汀かな〈心敬〉」(出典:新撰菟玖波集(1495)発句)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む