日本歴史地名大系 「蒲倉村」の解説 蒲倉村かばのくらむら 福島県:郡山市旧西田村地区蒲倉村[現在地名]郡山市蒲倉町(かばくらまち)白岩(しらいわ)村の南、阿武隈高地西縁の丘陵に立地。大永二年(一五二二)四月九日の舟引某売券(青山文書)に「かはのくらのむらの内ニ、おうたいらと申在家」とみえ、当地内大平(おおだいら)在家を蒲倉先達蓮広(れんこう)坊(大祥院の一坊)へ売却している。天文二一年(一五五二)正月一六日の聖護院役者連署奉書(青山文書)、元亀二年(一五七一)九月の法印増堅熊野先達職安堵状(同文書)などによれば、当地方の修験の中心をなした蒲倉大祥(だいしよう)院があった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by