蓋州(読み)がいしゅう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「蓋州」の意味・わかりやすい解説

蓋州
がいしゅう / カイチョウ

中国東北部、遼寧(りょうねい)省南部の営口(えいこう)地級市に属する県級市。営口市の南南東約30キロメートルにあり、遼東(りょうとう)湾に臨み、哈大(はだい)線(ハルビン―大連(だいれん))、長大線(長春(ちょうしゅん)―大連)が通じる。常住人口72万(2010)。唐代の蓋州、明(みん)代の蓋州衛で、清(しん)代には蓋平(がいへい)県とよばれ、1965年蓋県と改名したが、1992年蓋州市となった。周囲の農村部はコウリャン水稲綿花タバコのほか柞蚕糸(さくさんし)を産する。

[河野通博・編集部 2017年4月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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