蓬莱文(読み)ほうらいもん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蓬莱文」の意味・わかりやすい解説

蓬莱文
ほうらいもん

文様一種蓬莱山を象徴した文様意匠。海中に立つ岩山仙人,松,鶴亀などを配して図案化するのが一般的。文様として盛行したのは平安時代中期以降で,吉祥を表わす縁起のよい文様として流行し,蒔絵硯箱,鏡箱などの日常調度品,和鏡の鏡背文様としても用いられた。時代が下るにつれ文様としては形式化し,図柄も簡略化されたが,江戸時代まで続いた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む