蓮の台(読み)ハチスノウテナ

デジタル大辞泉 「蓮の台」の意味・読み・例文・類語

はちす‐の‐うてな【×蓮の台】

はすのうてな」に同じ。
「暁の―いろいろにしみまさるなり糸竹の声」〈夫木・三四〉

はす‐の‐うてな【×蓮の台】

仏・菩薩ぼさつの座る蓮の花の台座。また、極楽浄土に往生した者が座るという蓮の花の座。蓮台れんだい。はちすのうてな。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蓮の台」の意味・読み・例文・類語

はす【蓮】 の 台(うてな)

  1. 仏教で、仏菩薩がすわっている蓮華の台座。また、極楽浄土に往生した者がすわるという蓮華(れんげ)の座。蓮台(れんだい)。はちすのうてな。
    1. [初出の実例]「こひぐさの露の命のはかなさをはすのうてなにうつしてしがな」(出典:有房集(1182頃))

はちす【蓮】 の 台(うてな)

  1. はす(蓮)の台(うてな)
    1. [初出の実例]「暁のはちすのうてないろいろにしみまさるなる糸たけの声」(出典:時雨亭文庫本大輔集(12C末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android