蓮台(読み)れんだい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

蓮台
れんだい

連台,輦台とも書く。江戸時代,治安上の理由で街道でも大河に橋をかけなかったため,河川を渡る旅客を乗せた乗物。人の乗る台に2本の棒をつけ,数人の人足がかついだ。はしご形の簡単なものから,左右に手すりのついたもの,輿 (こし) をそのまま乗せるぜいたくなものなど,数種類あった。この乗物で川を渡ることを台渡しといい,大井川のそれは有名。 (→川越 )

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精選版 日本国語大辞典の解説

れん‐だい【蓮台】

〘名〙
① 蓮華(れんげ)の台座。蓮(はす)の花の形につくった仏像の座。転じて、彌陀の浄土に往生する者の身を託すもの。蓮華台。蓮華座。蓮座。
※往生要集(984‐985)大文二「当知草庵、瞑目之間、便是蓮台、結跏之程」
② 墓地で、棺を一時置く石の台。円または多角形の盤で周囲に蓮華を刻んである。

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世界大百科事典内の蓮台の言及

【ハス(蓮)】より

… 象徴としてのハスの第2点は〈浄土〉との結びつきである。青,黄,赤,白の光を放つ4種の蓮華の生ずる蓮池は,極楽世界の描写の中心をなし,阿弥陀(あみだ)の蓮台とともによく知られている。弥勒(みろく)の浄土である兜率(とそつ)天にも七宝(しつぽう)の蓮華が説かれ,彼の大師子座の四隅からは蓮華が生じ,そこから宝女が現れると説かれる。…

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