蔵園村(読み)くらぞのむら

日本歴史地名大系 「蔵園村」の解説

蔵園村
くらぞのむら

[現在地名]小国町上田かみだ

蔵園川沿いに集落があり、北里手永に属し、元禄一二年(一六九九)の北里手永高反別帳によれば、高一三四石一斗余、男四四・女二二、竈数一〇、馬二・牛一二とある。「国誌」に「当村ノ内小園ト云小村アリ」とある。明和六年(一七六九)の北里手永分村名小村名(小国郷史)に「蔵園村は上田村に寄村相成申候」とあり、小村に菰田こもた小園おぞの・中園がある。


蔵園村
くらぞのむら

[現在地名]野津町八里合はちりごう 蔵園

名塚なづか村の南、名塚川東岸にある。慶長二年(一五九七)の野津院検地帳写(渡辺家文書)には蔵園村が備後尾びごお村など四ヵ村と一括された一冊が含まれ、村位は中。同一一年の惣御高頭御帳には蔵苑村とみえ、高四二石余。中ノ村組に属した。正保二年(一六四五)の稲葉能登守知行高付帳によれば本高二八石余・出来高一三石余、田方二三石余・畑方一八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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