蔵持黒田遺跡(読み)くらもちくろだいせき

日本歴史地名大系 「蔵持黒田遺跡」の解説

蔵持黒田遺跡
くらもちくろだいせき

[現在地名]名張市桔梗が丘南一番町

桔梗が丘ききようがおか南端西方に延びる小高い丘陵(二二三メートル)の稜線上に位置する弥生後期の遺跡。昭和五一年(一九七六)発掘調査された。宅地造成前の地名は蔵持町原出はらでの黒田であった。稜線上に位置する一辺五―六メートルの方形平面をもつ竪穴住居跡三棟、土壙・溝・焼土と、南東斜面中央部に位置する二メートル四方の平坦面をもつテラス状遺構で、弥生時代後期後半の各種器形の土器が多量に出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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