蔵米取

山川 日本史小辞典 改訂新版 「蔵米取」の解説

蔵米取
くらまいとり

蔵前取とも。江戸時代,俸禄として幕府諸藩の蔵に収納された米穀支給をうけた武士知行地を与えられ,その土地農民を直接支配して年貢を収納した地方(じかた)知行取に対していう。蔵米取という場合は多く切米取をさすが,物成(ものなり)取や扶持米(ふちまい)取も幕府や諸藩の米蔵から現米の支給をうけていたため,蔵米取ともよばれる。地方知行取が上級武士なのに対して,蔵米取は中・下級の武士が多かった。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む