蔵谷村(読み)くらたにむら

日本歴史地名大系 「蔵谷村」の解説

蔵谷村
くらたにむら

[現在地名]芦北町大川内おおかわち

津奈木太郎つなぎたろう峠を源流とする湯浦ゆのうら川支流の深い河谷に集落が並ぶ。寛永一六年(一六三九)の葦北郡地侍御知行割帳(徳富文書)に村名がある。湯浦手永に属し、延宝三年(一六七五)の葦北郡湯浦手永小村限御帳(芦北町誌)によれば、男女七八、うち女三二、一五歳より六〇歳までの男二一人のうちに三人の郡筒を含み、竈数一一、馬三とある。

蔵谷村
くらたにむら

[現在地名]津奈木町津奈木

津奈木川の水源地をなす山村で、津奈木手永に属し、西は乱橋みだればし村に接し、東は湯浦手永の蔵谷村(現芦北町)。寛永一六年(一六三九)の葦北郡地侍御知行割帳(徳富文書)に「津奈木村内蔵谷村」とあり、地侍二人がみえる。同一八年の津奈木村小村切高物成人畜御帳(同文書)には高一〇〇石余、田数四町八反一畝余・畠数三町二反九畝余、真綿九匁・茶四二五匁、女二〇・男二五、うち地侍二・郡筒一、馬五が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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