薄絹(読み)ウスギヌ

デジタル大辞泉 「薄絹」の意味・読み・例文・類語

うす‐ぎぬ【薄絹/薄×帛】

平絹しゃなどのように、生地の薄い絹。→厚絹

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薄絹」の意味・読み・例文・類語

うす‐ぎぬ【薄絹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 糸を細く地を薄くした軽い絹織物。羅(ら)、紗(しゃ)絵絹の類。うすもの。うすはた。〔伊呂波字類抄鎌倉)〕
    1. [初出の実例]「指貫裏絹買之。濃州薄絹一疋沽却了」(出典実隆公記‐大永四年(1524)二月四日)
  3. を思わせるもの、柔らかくきめの細かいものや、白く軽い感じのものなどのたとえ。
    1. [初出の実例]「薄絹の頬に笑靨の泉をたたへて」(出典:蝴蝶(1889)〈山田美妙〉二)

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