薩摩弓(読み)さつまゆみ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「薩摩弓」の解説

薩摩弓[竹工]
さつまゆみ

九州・沖縄地方、鹿児島県の地域ブランド。
霧島市で製作されている。弓には全国に幾つかの系統があるが、実践向きで耐湿性に優れた薩摩弓は、明治時代から大正時代にかけて特に人気があった。当時は、全国の弓の殆どが薩摩弓であったという。島津家の弓師・東郷家の流れをくんでいる。長期間乾燥した真竹・櫨・桜が主な材料。胴の入りが強いため、矢飛びが良い。鹿児島県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「薩摩弓」の解説

薩摩弓

宮崎県都城市を中心に生産される弓道用の弓。県指定伝統的工芸品。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android