薬王坂(読み)やくおうざか

日本歴史地名大系 「薬王坂」の解説

薬王坂
やくおうざか

鞍馬(くらま)から静原(しずはら)に出る途中にある坂。更に江文(えぶみ)峠を越えて大原に出る。「山州名跡志」は「土人、ヤツコ坂、或はヤコウ坂トイフ」と、その別称を紹介する。

「吉記」の著者藤原経房は、承安四年(一一七四)二月一六日に鞍馬寺へ参詣しているが、その後「休息之後、越薬王坂、午斜参着江文寺」と記す。「平家物語」巻八「山門御幸」には、寿永二年(一一八三)七月二四日のこととして、

<資料は省略されています>

と記すが、かなりの険しい坂であったことが知れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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