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薬育 やくいく

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知恵蔵の解説

薬育

薬に関する正しい使用法や副作用などの知識を、子供のうちから教育しようという試み。近年、医薬品販売の規制緩和が進み、消費者が医薬品を自分の判断と責任で選び使用することが求められるようになっている。このため、特に一般用医薬品を使用する消費者が、医薬品の特性等を十分に理解し、適正に使用することができるよう、知識の普及や啓発のための施策が必要となった。このため学校教育においても、医薬品の適正使用に関する知識の普及や啓発に努めることの重要性が認識されるようになった。例えば小学生における薬育のポイントは、(1)医薬品の役割や体の中での動き、効果(作用)について知り、目的に合わせた正しい飲み方を理解する、(2)たばこや酒の成分について知り、害について知る、(3)シンナー覚せい剤の健康への影響を知る、などがある。また、(4)人体に自然治癒力があることを知り、医薬品の使用について適切に判断する力を養う、(5)飲酒、喫煙、薬物等の誘いを「断る」ことができるような態度を培う、といった周辺知識の教育も大切になる。こうした動きの中で学校薬剤師の役割が注目されている。

(澤田康文 東京大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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