藤原悦子(読み)ふじわらの えつし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原悦子」の解説

藤原悦子 ふじわらの-えつし

?-1115 平安時代後期の女官
藤原季綱(すえつな)の娘。葉室顕隆(あきたか)の妻となり,顕頼,顕能らを生む。康和5年(1103)鳥羽(とば)天皇誕生で,その乳母となった。典侍,従三位となり,弁乳母,弁三位とよばれる。永久3年12月8日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「藤原悦子」の解説

藤原悦子

生年生没年不詳
平安後期の女房鳥羽天皇の乳母。有名な院近臣である権中納言藤原顕隆の妻で,顕頼の母。越後守藤原李綱の娘。宗仁親王(鳥羽天皇)が顕隆宅で誕生した際,その乳付けをした。嘉保2(1107)年7月鳥羽天皇が即位すると,10月26日に典侍となった。

(秋山喜代子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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