阿骨打(読み)アクダ(その他表記)Aguda

精選版 日本国語大辞典 「阿骨打」の意味・読み・例文・類語

アクダ【阿骨打】

  1. 中国、金の初代皇帝(在位一一一五‐二三)。女真人の完顔(ワンヤン)部の部長。女真の諸部を統合し、遼の軍を撃破して金朝を創始太祖。(一〇六八‐一一二三

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

山川 世界史小辞典 改訂新版 「阿骨打」の解説

阿骨打(アグダ)
Aguda

1068~1123(在位1115~23)

の初代皇帝。廟号は太祖。政治,軍事の才に優れ,完顔(ワンヤン)部の首長として女真(じょしん)を統合し,に対して反乱挙兵し,1115年皇帝と称し,国号を金と定めた。領土拡張,民族統一,国家制度の整備に努め,猛安(もうあん)・謀克(ぼうこく)制度,女真文字を制定し,宋とともに遼を挟撃して親征し,燕京(えんけい)を攻めて遼を滅ぼし,遼の天祚(てんそ)帝を追討する途中病没した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「阿骨打」の解説

阿骨打
アグダ

1068〜1123
金の初代皇帝,太祖(在位1115〜23)
女真族完顔 (ワンヤン) 部の族長周辺を平定して会寧府 (かいねいふ) を都とし,国号を金とした。国内を整備して中央集権制を確立する一方,宋と結んで遼を征服し,燕京 (えんけい) (現在の北京)を占領したが,まもなく病死

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む