弁乳母(読み)べんのめのと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「弁乳母」の解説

弁乳母 べんのめのと

?-? 平安時代中期の歌人
参議藤原兼経の妻。歌人藤原顕綱(あきつな)の母。一説には兼経の乳母,顕綱の養母。長和2年(1013)三条天皇の皇女禎子(ていし)内親王(陽明門院)の乳母となる。承暦(じょうりゃく)2年内裏歌合などに参加。歌は「後拾遺和歌集」などの勅撰(ちょくせん)集におさめられ,家集に「弁乳母集」がある。本名藤原明子か。
格言など】白川の近きわたりにちる花は梢に懸る波かとぞみる(「弁乳母集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android