藤原新田(読み)ふじわらしんでん

日本歴史地名大系 「藤原新田」の解説

藤原新田
ふじわらしんでん

[現在地名]船橋市藤原一―八丁目

上山かみやま新田の北西に位置する木下きおろし道沿いの畑作村。藤原の名は開墾発頭人鈴木甚右衛門(子孫は政右衛門)家が本姓藤原氏であることによるという。地内の下郷後しもごううしろ遺跡は古墳時代後期の集落跡であるが、現在に続く村落は江戸前期には下野しもの牧であった所を中心に開墾され、延宝三年(一六七五)検地が行われて成立。同年の葛飾郡八幡庄藤原新田検地帳(安川家文書)では田二町八反余・畑一二七町九反余・屋敷八反余、屋敷筆数一八で、名請人は妙典みようでんせきしま行徳ぎようとくみなと押切おしきり伊勢宿いせじゆく欠真間かけまま新宿しんしゆく(以上現市川市)百姓が大半を占める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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