日本歴史地名大系 「藤塚浜」の解説 藤塚浜ふじつかはま 宮城県:仙台市旧名取郡地区藤塚浜[現在地名]仙台市藤塚名取川河口の左岸に立地し、東は太平洋に臨み、海岸線に並行して貞山(ていざん)堀が南流する。南は名取川を隔てて閖上(ゆりあげ)浜(現名取市)、西は種次(たねつぐ)村、北は井土(いど)浜。宝治元年(一二四七)七月一八日の北条時頼袖判下文(斎藤文書)によれば、被官平(曾我)光広に名取郡土師塚(はじつか)郷の地頭代職を勲功の賞として与えているが、土師塚は藤塚の旧称と考えられる。宝治合戦の結果、時頼がおそらく三浦氏の旧領を与えられ、光広の戦功を賞し、地頭代職を与えたものと考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by