藤永検校(読み)ふじながけんぎょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤永検校」の解説

藤永検校(初代) ふじながけんぎょう

?-? 江戸時代中期の地歌演奏家。
大坂の人。野川検校孫弟子岡崎検校門弟で,宝暦7年(1757)検校となる。「松尽し」などの作曲と尺八曲「八千代獅子(やちよじし)」の三味線曲化で知られる。門人には胡弓(こきゅう)の政島(まさじま)検校,菊筋の祖菊永検校らがいる。3代までつづいた。名は城和。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の藤永検校の言及

【桜川】より

…【横道 万里雄】(2)地歌箏曲の曲名。(a)藤永検校(1758年登官)作曲の三下り端歌。歌詞のほとんどを謡曲から採用。…

【八千代獅子】より

…地歌の曲名。初世藤永検校(1757年登官)作曲,本調子の手事物・獅子物。《歌系図》によれば,原曲は政島検校が弓八曲から移した胡弓曲であったものを,藤永が三味線に移曲したという。…

※「藤永検校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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