藤海鼠(読み)フジナマコ

デジタル大辞泉 「藤海鼠」の意味・読み・例文・類語

ふじ‐なまこ〔ふぢ‐〕【藤海鼠】

クロナマコ科のナマコ。房総半島以南の浅海にみられ、体長20~50センチ。背面は淡灰褐色褐色斑点が縦に2列並ぶ。腸内カクレウオがすむ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「藤海鼠」の意味・読み・例文・類語

ふじ‐なまこふぢ‥【藤海鼠】

  1. 〘 名詞 〙 棘皮動物クロナマコ科の一種。房総半島以南、インド・太平洋熱帯・亜熱帯域に広く分布。低潮線付近の石の下で普通にみられる。体長は普通二〇センチメートル。背面は淡灰褐色で、いぼ状突起に沿って栗色の斑点がある。腹面は黄白色。カクレウオ科魚類の一種カクレウオが体内を隠れ場とし、肛門から出入りすることで有名。肉はかたく、食用とならない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「藤海鼠」の解説

藤海鼠 (フジナマコ)

動物。棘皮動物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android