藤牧 義夫(読み)フジマキ ヨシオ

20世紀日本人名事典 「藤牧 義夫」の解説

藤牧 義夫
フジマキ ヨシオ

昭和期の版画



生年
明治44(1911)年

没年
(没年不詳)

出生地
群馬県館林市

学歴〔年〕
尋常高小卒

経歴
尋常高等小学校を卒業後、上京。商業図案などを独学で学んだ。昭和7年、21歳のとき版画界の重鎮小野忠重師事。8年「給油所」で帝展初入選。新版画集団に所属、「赤陽」「出を待つ女」や「都会風景」「白ひげ橋」「給油所」など町の暮らしを描いた版画を発表し、注目された。10年60メートルに及ぶスケッチ「隅田川絵巻」(全4巻)を完成の後、24歳で消息を絶った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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