藤田嘉言(読み)ふじた よしとき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤田嘉言」の解説

藤田嘉言 ふじた-よしとき

1772-1828 江戸時代後期の和算家
明和9年6月19日生まれ。藤田貞資(さだすけ)の長男。父の跡をつぎ,筑後(ちくご)(福岡県)久留米(くるめ)藩につかえた。文政11年7月4日死去。57歳。字(あざな)は子彰。通称は門弥。号は竜川。著作に「社壁算法」「再訂算法」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「藤田嘉言」の解説

藤田嘉言 (ふじたよしとき)

生年月日:1772年6月19日
江戸時代後期の和算家
1828年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の藤田嘉言の言及

【藤田貞資】より

…江戸中期の数学者。通称彦太夫,後に権平という。字は子証。雄山と号した。貞資は定資,または定賢とも書く。現在の埼玉県大里郡で本田家に生まれ,大和国新庄の永井家の家臣藤田定之の養子となる。山路主住に師事し,暦作観測の手伝いとして幕府に仕える。眼病のため職を辞し,後に久留米の有馬頼徸の家臣となる。有馬の援助により,優れた教科書として名高い《精要算法》(1781)を刊行する。天元術の教科書,佐藤茂春の《算法天元指南》(1698)を復刻して《改正天元指南》(1795)を刊行する。…

※「藤田嘉言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android