本多髷(読み)ホンダマゲ

デジタル大辞泉 「本多髷」の意味・読み・例文・類語

ほんだ‐まげ【本多×髷】

本多忠勝髪形から広まったという》江戸時代明和安永(1764~1781)のころに流行した男子の髪形。中ぞりを大きく、を高くし、7分を前、3分を後ろにしてしばったもの。ほんだわげ。
女性の髪形で、髷尻を高くしたもの。遊女などが結った。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「本多髷」の意味・わかりやすい解説

本多髷【ほんだまげ】

江戸時代の男髷一種文金風の変化したもので,宝暦〜明和(1751年―1772年)ごろに芝居役者が結い始め,安永(1772年―1781年)ごろ全盛をきわめた。種類多く,ぞべ本多豆本多丸髷本多,大阪本多などと呼ばれた。名称は本多忠勝家中の武士の髪形に起源するともいわれている。
→関連項目髪形

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