藤蔓擬(読み)トウツルモドキ

デジタル大辞泉 「藤蔓擬」の意味・読み・例文・類語

とうつる‐もどき【藤×擬】

トウツルモドキ科蔓性つるせいの常緑低木。葉は線状披針形で、先端巻きひげとなる。白色小花が円錐状に密生して咲く。果実球形で赤く熟す。沖縄台湾などに分布

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「藤蔓擬」の意味・読み・例文・類語

とうつる‐もどき【藤蔓擬】

  1. 〘 名詞 〙 トウツルモドキ科の常緑つる性低木。沖縄、八重山、台湾等に自生する。茎は長さ一〇メートル以上になり、緑色。葉は長さ一五~二五センチメートルの線状披針形で、先端は巻きひげとなる。枝の先端に長さ一〇センチメートル内外の円錐花序をつけ、白色の小さな花を密生する。果実は径五~六ミリメートルの球形で、赤熟する。漢名、藤竹仔。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android