藤行李(読み)フジゴリ

デジタル大辞泉 「藤行李」の意味・読み・例文・類語

ふじ‐ごり〔ふぢ‐〕【藤×李】

ふじごうり」の音変化。
衣服は洗わずして、久しく―の内におさむ」〈逍遥当世書生気質

ふじ‐ごうり〔ふぢガウリ〕【藤行×李】

藤のつるを編んで作った行李。ふじごり。

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精選版 日本国語大辞典 「藤行李」の意味・読み・例文・類語

ふじ‐ごりふぢ‥【藤行李】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ふじごうり」の変化したもの ) =ふじごうり(藤行李)
    1. [初出の実例]「衣服は洗はずして、久しく藤行李(フヂゴリ)の内にをさむ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉九)

ふじ‐ごうりふぢガウリ【藤行李・葛行李】

  1. 〘 名詞 〙 藤かずらを編んでつくった行李。ふじごり。
    1. [初出の実例]「是は張皮籠、こちは衣類の藤箇(フヂゴオリ)」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)三)

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