藤間寿右衛門(読み)フジマ ジュエモン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「藤間寿右衛門」の解説

藤間 寿右衛門(初代)
フジマ ジュエモン


職業
日本舞踊家(藤間流)

本名
井口 正太郎

別名
前名=藤間 正太郎

生年月日
明治30年 2月21日

出生地
東京・日本橋

経歴
幼少から藤間流舞踊を習得、大正中期に藤間正太郎、後期に勘翁取立で寿右衛門と改めた。「紅勘」「一ツ家」「節分」「峠の万歳」「あれねずみ」「樋取り」などの振付演出に優れた発表作品が多く、多彩で、昭和30年には七変化所作事「遅桜手爾葉七字」を全曲通し上演した。日本舞踊協会発足当時から常任理事。

受賞
芸術祭奨励賞〔昭和30年〕「遅桜手爾葉七字」

没年月日
昭和33年 2月10日 (1958年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「藤間寿右衛門」の解説

藤間 寿右衛門(1代目)
フジマ ジュエモン

大正・昭和期の日本舞踊家(藤間流)



生年
明治30(1897)年2月21日

没年
昭和33(1958)年2月10日

出生地
東京・日本橋

本名
井口 正太郎

別名
前名=藤間 正太郎

主な受賞名〔年〕
芸術祭奨励賞〔昭和30年〕「遅桜手爾葉七字」

経歴
幼少から藤間流舞踊を習得、大正中期に藤間正太郎、後期に勘翁取立で寿右衛門と改めた。「紅勘」「一ツ家」「節分」「峠の万歳」「あれねずみ」「樋取り」などの振付、演出に優れた発表作品が多く、多彩で、昭和30年には七変化所作事「遅桜手爾葉七字」を全曲通し上演した。日本舞踊協会発足当時から常任理事。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤間寿右衛門」の解説

藤間寿右衛門(初代) ふじま-じゅえもん

1897-1958 大正-昭和時代の日本舞踊家。
明治30年3月1日生まれ。2代藤間勘右衛門から寿右衛門の名をゆるされる。振り付け,演出にすぐれ,「峠の万歳」などの作品を発表。昭和30年「遅桜手爾葉七字(おそざくらてにはのななもじ)」を復活・上演し芸術祭奨励賞を受賞。昭和33年2月10日死去。60歳。東京出身。本名は井口正太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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