藹藹(読み)アイアイ

精選版 日本国語大辞典 「藹藹」の意味・読み・例文・類語

あい‐あい【藹藹】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 草木の茂っているさま。
    1. [初出の実例]「蘭生幽谷独開花、藹々国香堪自誇」(出典:蕉堅藁(1403)移蘭)
    2. [その他の文献]〔束晳‐補亡詩〕
  3. 多くて盛んなさま。〔詩経大雅巻阿
  4. 穏やかなさま。もの柔らかなさま。多く、「和気藹藹」の形で用いられる。
    1. [初出の実例]「応対如流語有文 春空藹藹散晴雲」(出典:済北集(1346頃か)五・賀書状侍者)
  5. うすぐらいさま。
    1. [初出の実例]「蕭々自被風高簸、藹々応日下舂」(出典:菅家文草(900頃)六・九日後朝、侍宴朱雀院、同賦秋思入寒松)

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