藻掻き(読み)もがき

精選版 日本国語大辞典 「藻掻き」の意味・読み・例文・類語

もがき【踠・藻掻】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「もがく(踠)」の連用形名詞化。「藻掻」はあて字 )
  2. 苦しんで手足を動かすこと。あがき。
    1. [初出の実例]「その凍えた体に最後の努力と藻掻きとを試みてゐる兄弟が」(出典:海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉四)
  3. 焦って物事をすること。無我夢中で行なうこと。一生懸命。
    1. [初出の実例]「繁く通ひていよいよ募らせ、さあ客がもがきが来る最中ぞと見れば」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android