「ニヒリズム」の訳語としては、「六合雑誌‐二巻一五号・露国虚無説防禦策」(一八八一)の「虚無説」や「哲学字彙」(一八八一)の「虚無論」なども用いられたが、明治四〇年(一九〇七)頃には「虚無主義」に定着した。
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…ラテン語のニヒルnihil(虚無)に基づく造語。あらゆる既成の宗教的・道徳的・政治的権威や既成の社会的秩序とそのイデオロギーに対する無条件的な否定の立場を表し,虚無主義と訳される。この語が哲学用語として比較的重要な意味で最初に使用された場合の一つとして認められているのは,1799年にF.H.ヤコビがフィヒテにあてた公開書簡の場合であり,そこではフィヒテの観念論がニヒリズムとして非難されている。…
※「虚無主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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