虚空蔵山城跡(読み)こくぞうやまじようあと

日本歴史地名大系 「虚空蔵山城跡」の解説

虚空蔵山城跡
こくぞうやまじようあと

[現在地名]辰口町館・和気

鍋谷なべたに川中流北岸の丘陵上(標高約一三七メートル)にあり、石川・能美平野一円を眺望できる。最頂部の本丸跡ほか二の丸・馬場など六ヵ所に平坦面(郭)があり、尾根筋を切断した空堀がみられる。本丸の南西方斜面には山麓部から大手門に通じる石垣状の土塁が構築されている。昭和五五年(一九八〇)以降、学術調査(国庫補助事業)が行われ、大手門・本丸・二の丸などで発掘調査が実施されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む