虫塚村(読み)むしづかむら

日本歴史地名大系 「虫塚村」の解説

虫塚村
むしづかむら

[現在地名]川島町虫塚

一本木いつぽんぎ村の北に接し、北は上小見野かみおみの村、東は鳥羽井とばい村。近世には小見野一〇ヵ村の一。天正一九年(一五九一)に没した松崎勘解由が当地に住した頃地内に塚があり、これを虫塚とよんだのが村名の由来といわれる。この塚は明治の頃には東西二間五尺・南北四間、高さ三尺ほどで、村の北方にあった(「郡村誌」など)。田園簿では高一四五石余(皆田)で、川越藩領。寛文四年(一六六四)の河越領郷村高帳では高一四六石余、反別は田一九町三反余・畑一町五反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android