虫生菌(読み)ちゅうせいきん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「虫生菌」の意味・わかりやすい解説

虫生菌
ちゅうせいきん

節足動物の成虫幼虫に寄生して菌糸キノコ冬虫夏草(とうちゅうかそう))を生ずる菌。子嚢(しのう)菌類ではサナギタケセミタケなどのほかに、甲虫類の体表に微小子実体を生ずるラブルベニア類がある。不完全菌類にも、クモタケのようなキノコを生ずるものと、カイコにつくビャクキョウビョウキンなどがある。接合菌類にはハエに寄生するハエカビ類のほかに、節足動物の腸管内壁に着生するトリコミケス類があり、なかには、肛門(こうもん)から菌糸の房がはみだすものもある。

[寺川博典]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む