蚕種製造業(読み)さんしゅせいぞうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蚕種製造業」の意味・わかりやすい解説

蚕種製造業
さんしゅせいぞうぎょう

主として商業用の目的をもって,農家で飼われる蚕の交雑種をつくるために採種を行う業種。原蚕飼育と種繭の保護,雌雄分離,交尾産卵,散種 (ばらだね) の製造人工孵化蚕種の保護冷蔵および母蛾の保存とこれの検査などがおもな事業で,営業するには蚕糸業法に基づき農林水産大臣の許可が必要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android