日本大百科全書(ニッポニカ) 「蛇神判」の意味・わかりやすい解説 蛇神判へびしんぱん ヘビを瓮(もたい)(酒や水を入れる甕(かめ))の中に入れ、被判人に手でこれをつかませ、もし手をかまれればその者の主張は偽りであるとする神判。日本の古代に行われたことが中国の史書『隋書(ずいしょ)』にみえる。古代インドでは毒蛇(どくじゃ)を瓮の中に置き、貨幣を投じて被判人に取り出させる毒蛇神判があった。[石井良助] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例