蛋白質合成阻害剤(読み)たんぱくしつごうせいそがいざい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蛋白質合成阻害剤」の意味・わかりやすい解説

蛋白質合成阻害剤
たんぱくしつごうせいそがいざい

細菌類リボソームに作用し,その蛋白質合成を阻害する抗生物質マクロライド系抗生物質テトラサイクリン系抗生物質アミノグリコシド系抗生物質が知られている。マクロライド系には,エリスロマイシン,ジョサマイシン,ミデカマイシンなどがあり,グラム陽性菌に効果がある。テトラサイクリン系薬物は抗菌力が強く,広く用いられたため耐性菌が多く出現し,近年はミノサイクリン,トキシサイクリンなどが用いられている。アミノグリコシド系の薬物はこれらのなかで最も強く蛋白質合成を阻害し,広い抗菌スペクトルを示す。ストレプトマイシンカナマイシンジベカシンなどがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む