普及版 字通 「蜒」の読み・字形・画数・意味
蜒
13画
[字形] 形声
声符は(延)(えん)。蚰蜒(ゆうえん)は〔爾雅、釈虫、〕に「(むかで)に象(に)て、色にして細長し」とあって、げじげじの類。また〔爾雅翼〕に「今蝸牛の殼無きもの、俗に蜒蚰と呼ぶ。蝸牛を呼んで蜒蚰と爲す」とあって、なめくじ、かたつむりをいう。
[訓義]
1. うねうねとする。
2. げじげじ、なめくじ、かたつむり。
3. (たん)と通ずる。蛮人のあまを蛮蜒という。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕蜒 奈女久地(なめくぢ) 〔名義抄〕蚰蜒 ナメクチ
[熟語]
蜒蜒▶・蜒蚰▶・蜒酒▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報