蜻蛉領巾(読み)アキツヒレ

デジタル大辞泉 「蜻蛉領巾」の意味・読み・例文・類語

あきつ‐ひれ【蜻蛉領巾】

トンボの翅のように、薄くて美しい領巾
「わが持てる真澄鏡まそみかがみに―負ひめ持ちて馬買へわが背」〈・三三一四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蜻蛉領巾」の意味・読み・例文・類語

あきつ‐ひれ【蜻蛉領巾】

〘名〙 (「あきづひれ」とも) トンボのはねのように、薄く織った布で作った美しい領巾(ひれ)上代、婦人装飾具の一つ
万葉(8C後)一三・三三一四「たらちねの 母が形見と わが持てる 真澄鏡(まそみかがみ)に 蜻領巾(あきづひれ) 負ひ並め持ちて 馬買へわが背」

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