蝦の鰭槽(読み)エビノハタフネ

デジタル大辞泉 「蝦の鰭槽」の意味・読み・例文・類語

えび‐の‐はたふね【×蝦の×槽】

大嘗祭だいじょうさい新嘗祭しんじょうさいで、天皇が手を洗う器。土器で、両端エビの尾に似た取っ手がついている。えびはたふね。

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精選版 日本国語大辞典 「蝦の鰭槽」の意味・読み・例文・類語

えび【海老】 の 鰭槽(はたふね)

  1. 大嘗祭(だいじょうさい)、または新嘗祭(しんじょうさい)の時、天皇が手を洗われる器。土器で、両端にエビの鰭(ひれ)のような手のついたもの。えびはたぶね。
    1. [初出の実例]「供新嘗料〈略〉小匏二柄、日蔭二荷、魵鰭槽二隻、油三升」(出典延喜式(927)二)

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