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大嘗祭 おおにえのまつり

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大嘗祭
おおにえのまつり

大嘗祭」のページをご覧ください。

大嘗祭
だいじょうさい

「おおにえのまつり」とも読み,大新嘗ともいう。天皇が即位後最初に皇祖および天神地祇 (てんしんちぎ) に新穀を供え,これを食べる儀式。一世一度の新嘗 (にいなめ) 。即位式が7月以前ならば年内に,8月以降ならば翌年に行うことが,平安時代に定められた。

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デジタル大辞泉の解説

おおなめ‐まつり〔おほなめ‐〕【大×嘗祭】

だいじょうさい(大嘗祭)

だいじょう‐さい〔ダイジヤウ‐〕【大×嘗祭】

天皇が即位後初めて行う新嘗(にいなめ)祭。その年の新穀を天皇が天照大神(あまてらすおおみかみ)および天神地祇に供え、自らも食する、一代一度の大祭。祭場を東西2か所に設け、東を悠紀(ゆき)、西を主基(すき)と称し、神に奉る新穀をあらかじめ卜定(ぼくじょう)しておいた国々の斎田から召した。おおなめまつり。おおにえのまつり。だいじょう。

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百科事典マイペディアの解説

大嘗祭【おおにえのまつり】

大嘗祭(だいじょうさい)

大嘗祭【だいじょうさい】

〈おおにえのまつり〉とも。天皇が即位の後,初めて行う新嘗(にいなめ)祭を呼ぶ。天武天皇の時から大嘗祭を例年の新嘗祭と区別したと伝える。その祭儀は絶えることが多かったが,18世紀中葉の桜町天皇以後は復活され,現代に至っている。
→関連項目語り部斎戒践祚豊明節会新嘗福田歓一奉幣真床追衾

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世界大百科事典 第2版の解説

だいじょうさい【大嘗祭】

おおにえのまつり,践祚(せんそ)大嘗祭,大嘗会(だいじようえ)などともいう。古代から続く天皇即位の儀式。天子が年毎の稲の初穂を,皇祖神に供えて共食する祭りを新嘗祭(にいなめさい)といい,それとほぼ同じ内容を,天子一代に一度の大祭として行うのが大嘗祭である。古くはこの祭りによってあらたな天皇の資格が完成するものとされていた。〈新嘗〉と区別した語としての〈大嘗〉は《日本書紀》天武2年(673)にみられるが,祭りそのものは古代の王権の歴史とともに古いはずで,さらにその淵源を農村の収穫儀礼や成年式に求めることができる。

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大辞林 第三版の解説

おおなめまつり【大嘗祭】

おおにえのまつり【大嘗祭】

だいじょうさい【大嘗祭】

天皇の即位後最初の新嘗祭しんじようさい。一代一度の祭事。おおなめまつり。おおにえのまつり。

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世界大百科事典内の大嘗祭の言及

【稲作文化】より

…この呪術的儀礼が宮廷儀礼のなかに取りこまれて,国王の即位式に転化している場合がある。日本の大嘗祭をこのように位置づけても誤りではないであろう。魂の再生についての稲作民族の伝統的な生命観,霊魂観に由来するものである。…

【温泉】より

…同じく《日本書紀》や,また《万葉集》や《続日本紀》によると欽明,舒明,斉明,天智,天武,持統などの天皇がそれらの温泉地に行幸したという。それがたんなる慰安の旅にとどまるものでなかったことは,たとえば新嘗祭や大嘗祭において天皇が廻立殿で湯あみをするならわしであったこととくらべるとき明らかになる。神と共饗共寝するこの宮廷儀礼では,天皇は湯に入ることによって禊祓をし新たな心身状態へのよみがえりを準備しなければならなかったからである。…

【記紀歌謡】より


[内容と特性]
 記紀歌謡の大半は7~8世紀の宮廷のしかるべき機会に誦詠されたもので,個々の歌にはそれ相当の由緒・縁起が伴われていた。たとえば上記の〈八千矛の神の歌〉(神語)は大嘗(だいじよう)祭,新嘗(にいなめ)祭の〈豊明(とよのあかり)〉(無礼講的饗宴)で演じられたが,その多分に性的で滑稽な表現が宴の歓楽に即しているとともに,男女の神による〈烏滸(おこ)〉のしぐさにはまた多産・豊饒をもたらす魔術的意義が含まれていたであろう。こうした性愛にかかわる歌が少なからず見えるのも同じ理由にもとづく。…

【米】より

…宮廷において天皇の行う最重要の祭政は,高天原から中津国にもたらされた稲の種子を奉じて,それをあやまりなく栽培することであり,祈年祭は米の豊作の祈願であり,新嘗祭は収穫のよろこびの奉告であった。また天皇の代替りに行われる大嘗祭は,米の霊的力によって皇太子が天皇としての霊魂を聖体に鎮ませる儀式であった。 米が天皇をはじめとする人々の霊魂を再生復活させる力をもつ食べ物であるという信仰は,民俗としてはさまざまな形で伝えられている。…

【斎場】より

…祭礼行事のため,常設あるいは臨時に設けられる清浄な場所。大嘗祭(だいじようさい)の斎場,吉田神社の斎場所などが有名である。大嘗祭では悠紀(ゆき),主基(すき)の両斎国よりもたらされる稲穀や他の国々から献上される由加物などを納入する所を斎場という。…

【天孫降臨神話】より

…この〈神聖な〉由来をもって,以後代々の〈日の御子〉による葦原中国の統治は,絶対おかすべからざるものとなったとされる。 この話が王の即位儀礼大嘗(だいじよう)祭を鋳型としていることはたしかである。儀礼用の殿舎大嘗宮内での秘儀は,あたかも新王が高天原でアマテラスの子として誕生するドラマのごとく演じられたようである。…

【天皇】より

初穂の儀礼にもとづく租の徴収と正税出挙(しようぜいすいこ),共同体成員である平民(自由民)の義務としての調,庸や軍役等の負担は,もともとオホヤケといわれた首長への奉仕の形で行われていたが,天皇はそうしたすべての平民の首長として,班田制を通じてこれらの貢納,軍役を組織化した。また,首長の主宰する共同体の農耕儀礼,穀霊・祖霊に対する祭りも,天皇の即位儀礼としての大嘗祭(だいじようさい)をはじめとする祭祀,宮廷の年中行事に吸収されたのである。このように天皇は平民の全共同体の首長,オホヤケ(公)として,姓をもつことなく,暦,元号を制定し,時間の支配者の立場に立ちつつ,位階によって支配層を秩序づけていた。…

【瓊瓊杵尊】より

…このことと関連するのが《日本書紀》本文にある,高皇産霊(たかみむすひ)尊がニニギを真床追衾(まどこおうふすま)なるもので覆って天降らせたという記述である。真床追衾は大嘗祭(だいじようさい)の儀式で天皇がふす衾と関係する。宮廷では11月の卯の日に大嘗殿で新しい天子となるための秘儀がとり行われるが,その際に新王は〈天の羽衣〉なるものを着て湯浴みした後に,悠紀(ゆき)・主基(すき)正殿で新穀を食して神座に設けた衾(寝具)にふすという(《西宮記》《江家次第》)。…

【年中行事】より

… 北半球の温帯域では,だいたい冬至を新年の基準にしている。おもな作物の収穫後に新年を置く暦法で,日本古来の新年も,大嘗祭(だいじようさい)の日であったらしい。大嘗祭が天皇の即位儀礼の日でもあったのは,アジアの古代国家で新年に帝王の即位儀礼を行ったのに合う。…

【御神楽】より

…現行御神楽の原形である〈内侍所(ないしどころ)の御神楽〉は,《江家次第》《公事根源》等によれば,一条天皇の時代(986‐1011)に始まり,最初は隔年,白河天皇の承保年間(1074‐77)からは毎年行われるようになったという。これより古くから宮中で行われていた鎮魂祭,大嘗祭(だいじようさい)の清暑堂神宴,賀茂臨時祭の還立(かえりだち)の御神楽,平安遷都以前から皇居の地にあった神を祭る園韓神祭(そのからかみさい)等の先行儀礼が融合・整理されて,採物(とりもの),韓神,前張(さいばり),朝倉,其駒(そのこま)という〈内侍所の御神楽〉の基本形式が定まり,以来人長(にんぢよう)作法,神楽歌の曲目の増減等,時代による変遷はあったものの,皇室祭儀の最も重要なものとして,よく古式を伝えて今日にいたっている。 御神楽は夕刻から深夜にかけて,神前の庭に幕を張って楽人の座を設け,庭火を焚いて座を清め,これを明りとして行われる。…

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