蝦夷巾着貝(読み)えぞきんちゃくがい

精選版 日本国語大辞典 「蝦夷巾着貝」の意味・読み・例文・類語

えぞ‐きんちゃくがい‥キンチャクがひ【蝦夷巾着貝】

  1. 〘 名詞 〙 イタヤガイ科の二枚貝本州の東北地方以北に分布し、潮間帯以下の岩礁などに付着する。殻長約七センチメートルの巾着型の厚手の貝で、殻頂両側に耳状突起がある。殻表には太くて低い肋(ろく)が五本あり、その間に多数の細い肋がある。殻表は紫、赤、白などで、濃斑がある。内面白色。肉は美味。殻は貝細工に使用。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蝦夷巾着貝」の解説

蝦夷巾着貝 (エゾギンチャクガイ)

学名Chlamysswifti
動物。イタヤガイ科の二枚貝

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の蝦夷巾着貝の言及

【ヒオウギガイ(檜扇貝)】より

…真珠養殖籠に付着した稚貝を集めて垂下養殖して,美しい色の殻の採取や磯料理の材料にする。 エゾギンチャクガイC.swiftiは本州の東北地方,北海道,サハリン,千島に分布する。殻は大きく紫色,赤色,白色など美しく,殻表の放射肋は太くて低く5本内外でその上に鱗片はない。…

※「蝦夷巾着貝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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