蝸牛の角の争い(読み)かぎゅうのつののあらそい

精選版 日本国語大辞典 「蝸牛の角の争い」の意味・読み・例文・類語

かぎゅう【蝸牛】 =の 角(つの)[=角上(かくじょう)]の争(あらそ)

  1. ( 「荘子‐則陽篇」の、カタツムリの左の角に位置する触氏と、右の角に位置する蛮氏とが互いに地を争い戦ったという寓話から ) 小国同士が争うこと。つまらぬことにこだわって争うこと。蝸角の争い。かたつむりの角争い。蛮触の争い。
    1. [初出の実例]「蝸牛の角の上に何事をか争ふ 石火の光の中に此の身を寄せたり〈白居易〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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