蝸角(読み)カカク

デジタル大辞泉 「蝸角」の意味・読み・例文・類語

か‐かく〔クワ‐〕【×蝸角】

カタツムリの触角
きわめて狭小な世界

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精選版 日本国語大辞典 「蝸角」の意味・読み・例文・類語

か‐かくクヮ‥【蝸角】

  1. 〘 名詞 〙 かたつむりの触角。転じて、きわめて狭い場所や環境のたとえにもいう。
    1. [初出の実例]「蝸角不穹昊之頂」(出典秘蔵宝鑰(830頃)中)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐西域伝論〕

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普及版 字通 「蝸角」の読み・字形・画数・意味

【蝸角】か(くわ)かく

かたつむりの触角。「蝸角の争い」とは、つまらぬ争いをいう。〔荘子、則陽〕蝸の左角に國するり。觸氏と曰ふ。蝸の右角に國するり。蠻氏と曰ふ。時に相ひ與(とも)に地を爭ひて戰ひ、伏尸(ふくし)(遺棄屍体)數なり。

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