岩石学辞典 「融蝕」の解説 融蝕 (1) 天然の溶液や水との化学反応で岩石がすり減る過程[Grabau : 1920, Holmes : 1965].(2) 斑晶または捕獲結晶などがマグマの残液の影響をうけて,鉱物が条件の変化による液反応で外部から部分的に溶解すること.融蝕の程度は結晶の方向性や成長速度にも関係する[Eskola : 1915, Johannsen : 1932, Schieferdecker : 1959].(3) 川や氷河で土地や岩石が垂直に掘削されることにも使用される.ラテン語のcorredeは噛み切ってばらばらにする意味. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報