蟹牡丹(読み)カニボタン

デジタル大辞泉 「蟹牡丹」の意味・読み・例文・類語

かに‐ぼたん【××牡丹】

文様紋所の名。牡丹の花と葉の形をカニに見立てて名づけたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「蟹牡丹」の意味・読み・例文・類語

かに‐ぼたん【蟹牡丹】

  1. 〘 名詞 〙 紋所の名。葉で蟹の脚およびはさみをかたどったもの。近衛家のものは、このえぼたんという。俳優、市川八百蔵・中車の替え紋でもあった。
    1. [初出の実例]「わっちのは蟹ぼたんさとはやるやつ」(出典:雑俳・柳多留‐二五(1794))

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