血色素(読み)ケッシキソ

デジタル大辞泉 「血色素」の意味・読み・例文・類語

けっ‐しきそ【血色素】

血液中にある、酸素運搬に関与する色素たんぱく。脊椎動物では赤血球中にあるヘモグロビンをさす。血液色素

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精選版 日本国語大辞典 「血色素」の意味・読み・例文・類語

けっ‐しきそ【血色素】

  1. 〘 名詞 〙 血液の赤血球内に含まれる赤色の色素。鉄分を含む蛋白質で、容易に酸素と結合して酸化血色素となり、また、容易に酸素を失う性質がある。高等動物では、赤血球中のヘモグロビンがこれにあたる。血液色素。血球素。血紅素。〔生物学語彙(1884)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「血色素」の意味・わかりやすい解説

血色素
けっしきそ

血球素ともいい、血液中に存在し、酸素の運搬に関与する色素タンパク質で、普通、高等動物の赤血球中に存在するヘモグロビンをさす。

[編集部]

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改訂新版 世界大百科事典 「血色素」の意味・わかりやすい解説

血色素 (けっしきそ)

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化学辞典 第2版 「血色素」の解説

血色素
ケツシキソ
blood pigment

[同義異語]ヘモグロビン

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栄養・生化学辞典 「血色素」の解説

血色素

 →ヘモグロビン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「血色素」の意味・わかりやすい解説

血色素
けっしきそ

「ヘモグロビン」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の血色素の言及

【血球】より


[血球の機能]
 赤血球,白血球,血小板はそれぞれ独立した働きをして,生命の維持に欠かせない役割をはたしている。(1)赤血球 おもな機能は酸素の運搬で,これは赤血球の中に含まれているヘモグロビン(血色素)の働きによる。1gのヘモグロビンは最高1.39mlの酸素を結合することができる。…

【ヘモグロビン】より

…血液中の酸素を運搬する赤色色素タンパク質。血色素ともいう。Hbと略される。…

※「血色素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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