衆宝(読み)しゅほう

精選版 日本国語大辞典 「衆宝」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ほう【衆宝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゅぼう」「じゅほう」とも。「しゅ」は「衆」の呉音 ) 多く宝物もろもろ価値のあるもの。しゅうほう。
    1. [初出の実例]「一の宮殿の中を見るに、衆宝(しゅほう)㽵厳、不可称計(あげてかぞふべから)ず」(出典今昔物語集(1120頃か)一)

しゅう‐ほう【衆宝】

  1. 〘 名詞 〙しゅほう(衆宝)
    1. [初出の実例]「もろもろの仏土の、衆宝(シウホウ)をもて荘厳して、瑠璃頗梨のいろなるをみることあり」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android