精選版 日本国語大辞典 「行詰」の意味・読み・例文・類語
いき‐づま・る【行詰】
〘自ラ五(四)〙 (「いきつまる」とも)
① 行手がふさがって、それから先へ行くことができなくなる。ゆきづまる。
※応永本論語抄(1420)子張第一九「深遠なる理を云んとすれば、いきつまりたるやうにして其理が通じがたきぞ」
② 物事がうまく運ばないで、どうにもならなくなる。進退に窮する。ゆきづまる。
※古活字本荘子抄(1620頃)七「所見のいきつまる者を待て答る也」
③ せっかちである。一徹である。
ゆき‐づま・る【行詰】
〘自ラ五(四)〙 (「ゆきつまる」とも)
① 行く手がつまって、それから先へ行けなくなる。道が行きどまりとなる。いきづまる。
② 物事がうまく進まないで、どうにもならない状態になる。進退に窮する。はたと詰まる。また、物事の極限に達する。ゆきあたる。いきづまる。
※浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)四「あらけなくとがめられ、べんけいほうど行つまり」
ゆき‐つ・める【行詰】
〘自マ下一〙 ゆきつ・む 〘自マ下二〙 行く手がふさがって前へ進めなくなるまで行く。行けるところまで進む。
いき‐づめ【行詰】
〘名〙
① 行く手がふさがっていること。行けるところまで行ってしまうこと。いきづまり。ゆきづめ。
② つめて通うこと。絶えず行くこと。「図書館へいきづめだ」
いき‐づまり【行詰】
〘名〙
① それより先に行くことができないこと。また、その所。
② 物事がうまく運ばないで、どうにもならなくなること。ゆきづまり。
ゆき‐づめ【行詰】
〘名〙 行く手がふさがっていること。行けるところまで行くこと。いきづめ。
※黒雨集(1923)〈田中貢太郎〉黒い蝶「義直は玄関へあがって左の廊下へ出た。客室はその行き詰めの右側にあった」
ゆき‐つ・む【行詰】
[1] 〘自マ四〙 行けるところまで行きつく。いきづむ。
[2] 〘自マ下二〙 ⇒ゆきつめる(行詰)
いき‐づ・む【行詰】
〘自マ四〙 前へ進むことができなくなる。行けるところまで行く。行きづまる。ゆきづむ。
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