行雲体(読み)こううんたい

精選版 日本国語大辞典 「行雲体」の意味・読み・例文・類語

こううん‐たいカウウン‥【行雲体】

  1. 〘 名詞 〙 歌論で、歌体一つ幽玄体一種。うす雲が流れて行くように歌の背後に何となく余情がただよっているもの。定家系の偽書に見られ、正徹らによって主張された。回雪体(かいせつたい)と並用されることが多い。〔三五記(14C初か)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android