衣紋流(読み)えもんながし

精選版 日本国語大辞典 「衣紋流」の意味・読み・例文・類語

えもん‐ながし【衣紋流】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 体を少しうつむけ、蹴った鞠を一方の袖にのせて、襟から他方の袖の上にそれを転がして渡す曲鞠(きょくまり)のわざ。
    1. [初出の実例]「おひぬればゑもんながしもありといへばいよいよけまくほしき鞠かな〈宣堅〉」(出典:狂歌・後撰夷曲集(1672)九)
  3. 転じて、太神楽(だいかぐら)などで、のわざを演ずる曲芸

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